信州 善光寺 淵之坊

信州 善光寺 淵之坊

【淵之坊×SDGs】

SDGs 世界を変えるための17の目標

最近、新聞やテレビの中でよく聞くようになった「SDGs(エスディージーズ)」という言葉。学校の授業や仕事を通じて「SDGs」を知った、という人も多いのではないでしょうか。
日本でもほぼ3人に1人が「聞いたことがある」と答えるなど、その認知度も次第に上がってきています。
「SDGs」とはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、“2030年までに達成すべき17の目標”のことを指す、国際社会共通の目標です。

17の目標のうち、淵之坊では
「目標5:ジェンダーの平等」
「目標12:つくる責任、つかう責任」
に積極的に取り組んでいます。

5:ジェンダーの平等、12:つくる責任、つかう責任の画像

「目標5:ジェンダーの平等」

善光寺は昔から、身分や性別を問わず、どなたでもお参りができ、誰一人取り残すことなくお救いいただける仏さまがいらっしゃるお寺です。
近年、社会におけるジェンダー問題が取り上げられることが多くなりましたが、当坊は男性や女性のみならず、LGBT(性的マイノリティ)の方々も平等に受け入れる宿坊として門を開いております。
長野青年会議所が当坊において、LGBTQ当事者の交流会を開催したことや、仏前同性結婚式を厳修することもでき、LGBTQに関する取り組みを行っております。

「目標12:つくる責任、つかう責任」

日本では年間646万トンもの食品ロスが発生しています。1日に換算すると、大型トラック(10トン)1,770台分であり、年間で一人当たりに換算すれば51kgもの食品ロスになります。食べ物が可哀そうだと感じませんか?
私たちは食事の前に手を合わせて「いただきます」と言いますが、本来は「命をいただきます」という意味なのです。たくさんの命をいただいて生きているということは、たくさんの命に生かされているということです。
日々の生活のなかで食事をすることは当たり前となってしまっていますが、感謝の心を改めてもつことができるのが精進料理です。
また、仏教寺院としての伝統に基づき肉・魚・卵・魚介類出汁などの動物性食品ならびに、古来より煩悩を生ずるとされるネギ・ニラ・ニンニクなどの「葷」を一切使用することなく調理しており、完全予約制で人数に合わせた仕込みを行っているため、食品が余ることはありません。